私は、2021年5月に旅の相棒として、富士フィルムの「X100F」を中古で購入しました。
このX100Fは、既に新型である「X100V」が、1年以上前に発売されています。
正直、予算が潤沢にある90%以上の方には、「X100V」をお勧めします。
ただ、このX100シリーズ、新品だと相当なお値段がします。
今回の新型の「X100V」も当然高いのです。
そこそこのミラーレス一眼が買えてしまいます…
私が今回、1世代前で新型が発売されているにもかかわらず、「X100F」を旅カメラとして選んだ理由と、新型の「X100V」との比較レビューを本記事では、紹介していきます。
☑︎「X100F」や「X100V」の購入で悩んでいる方
☑︎旅カメラの購入を検討している方

悩んでる方へ、少しでも参考になったら嬉しいです!
X100FとX100Vのスペック比較レビュー
まず、私の使っている、旧型の「X100F」と、新型の「X100V」のスペックを比較、レビューしていきます!
公式サイトから、必要そうな情報を抜粋して比較しています。
もちろん新型なので、「X100V」の方が機能面では上回っていますが、「X100F」もまだまだ魅力的な事が十分伝わると思います。
カメラ名 | ![]() ![]() X100F | ![]() ![]() X100V |
発売日 | 2017年1月18日 | 2020年2月6日 |
価格(2021.11月) | 7〜9万(中古状態による) | 約15〜16万円前後(新品) |
有効画素数 | 約2,430万画素 | 約2,610万画素 |
撮影素子 | 23.5mm✖️15.6mm (ASP-Cサイズ) X-Trans CMOSⅢセンサー | 23.5mm✖️15.6mm (ASP-Cサイズ) X-Trans CMOS4 センサー |
レンズ | フジノン単焦点レンズ | フジノン単焦点レンズ |
焦点距離 | f=23mm (35mm換算:約35mm) | f=23mm (35mm換算:約35mm) |
解放F値 | F2.0 | F2.0 |
レンズ構成 | 6群8枚 (非球面1枚) | 6群8枚 (非球面1枚) |
NDフィルター | あり | あり(4段分) |
絞り | F2~F16 1/3EVステップ | F2~F16 1/3EVステップ |
標準出力感度 | ISO200~12800 (1/3EVステップ) | ISO160~12800 (1/3EVステップ) |
拡張モード | ISO100/25600/51200 | ISO 80/100/125/25600/51200 |
測光方式 | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 |
露出補正 | -5.0EV~+5.0EV 1/3ステップ | -5.0EV~+5.0EV 1/3ステップ |
標準撮影枚数 | 約270枚(スタンダード・EVF) 約390枚(スタンダード・OVF) | 約350枚(ノーマルモード時・EVF) 約420枚(ノーマルモード時・OVF) |
液晶モニター | 3.0型TFTカラー液晶モニター 約104万ドット(視野率約100%) | 3.0型チルト&タッチパネル式 TFTカラー液晶モニター 約162万ドット(視野率約100%) |
動画撮影サイズ | 1920✖️1080(フルHD) | 4096✖️2160(C4K) |
デジタル入出力 | USB2.0(HighーSpeed) マイクロUSB端子 | USB Type-C (USB3.1Gen) |
ネットワーク | WiFi | WiFi、Bluetooth |
防塵防滴 | ✖️ | ○ |
本体サイズ | 幅126.5mm✖️高さ74.8✖️奥行52.4mm | 幅128.0mm✖️高さ74.8mm✖️奥行53.3mm |
重量 | 約469g (バッテリー・メモリカード含む) | 約478g (バッテリー・メモリカード含む) |
公式サイト | X100F 詳細はこちら! | X100V 詳細はこちら! |
私が「X100F」を旅カメラとして購入した5つの理由
旅行に持って行きやすいカメラを色々比較・検討して、最終的に「X100F」を購入しました。
私が、「X100F」を旅カメラとして購入した5つの理由を紹介します。
旧モデルの中古品なので価格が安い!
1年以上前に、「X100V」が発売された為、「X100F」は1モデル古くなりました。
その為、現在「X100F」は新品販売はほとんど終了しているので、中古での購入がメインとなります。
私自身は、今回カメラの購入の予算は「高くて10万」と決めていました。
「X100F」は中古で状態がいいものでも、9万円程で予算に収まります。
それに対して「X100V」は、新品で安くても15万を切るくらいなので、差額が6万円もあります。
6万円の金額差を、追加になった機能面も含めてどうみるかは人それぞれだと思います。私は、新型になって追加された機能等も含めて考えても6万円の差は大きいと感じました。
中古ですが、10万円切る価格で「X100F」を購入できることは、大きなメリットで、買って大変満足しています!
開放時のふわっとした写りが好き!
開放時のオールドレンズ感のある、ふわっとした写りに一目惚れしました!
こちらの「X100F」のレンズには賛否両論あるかと思いますが、私は本当に好きです。
「X100V」の新しいレンズは、正直性能が上がっています。
しかし、個人的には、正統派すぎて少し面白みにかけるなーーって思いました。
もちろん、しっかり絞るとキリッとした素晴らしい写りになるところも好きです。
見た目がかっこいい!
クラシカルな見た目がとてもかっこいいんです。
昔の、ざ・カメラ!というこの見た目がとっても好きです♪
ブラックのモデルもあるのですが、そちらはガジェット感が強く、ライカみたいな雰囲気もあります。
今回はシルバーのモデルを買っちゃいましたが、次買う事があったらブラックのモデルを買いたいなーって思っちゃいます。
軽くて小さいのに写りがいい!
旅カメラで大事なのって、重量なんです!
いくら写りがよくたって、重かったら旅行に持っていかなくなってしまいます…
「X100F」は、カタログスペックですが、バッテリーとメモリーカード込みで、約469gです。
「X100F」は、片手で起動して、片手で撮影できるのが本当に魅力です!
それだけ手軽に撮影ができるのに、一眼レフに勝るとも劣らない写り!!
旅カメラとして、一番大事なポイントですね。
1台で完結できる(沼にハマらない)
一眼レフだと、カメラ本体と、レンズを別々で買わないといけません。
また、このレンズが沼にハマる要素で、色んな写真を撮りたくなっちゃうと、どんどんレンズを買ってしまいます。
勿論、一眼レフでレンズを変えた方がいい写真が撮れるのは間違い無いとは思います。
しかし「X100F」は、マクロレンズの様にマクロ撮影出来ますし、ズームは出来ないですが、デジタルテレコンの機能があるので、単焦点レンズを3本持ち替えてるくらいの感覚で撮影もできます。
「X100F」1台あれば、色んな撮影が出来るので、写真欲を満たしてくれます!
写真欲を満たしてくれれば、沼にハマらずに済むと思います!笑。
「X100V」の旅カメラとしての5つの魅力とは?(X100Fとの比較)
私は、今回比較検討したけど見送った「X100V」ですが、魅力がたくさんあるカメラです!
ただ、約15万円くらいするので、「X100F」との差額をどう考えるかなと思います。
「X100V」の旅カメラとしての魅力を紹介します!
防塵防滴仕様
「X100V」は、防塵防滴仕様です。
これは、「X100V」の旅カメラとしての最大のメリットだと思います。
旅に出た時に、天気がいつも良い訳ではないですし、色んな環境に行くこともあるので、防塵防滴仕様だと気を使わず色んなところに持っていく事ができます。
ただ、残念なところは「X100V」を買った時点では、防塵防滴仕様ではありません。
アダプターリングとプロテクトフィルターを別で購入することで、初めて防塵/防滴仕様となります。
この2つを合わせると1万円近い出費になってしまうのが金銭的に辛いところです。
フィルムシュミレーションの数
FUJIFILM(富士フィルム)といえば、フィルムシミュレーションです!
「X100F」から「X100V」になった時に、2種類のフィルムシミュレーションが追加されました。
ETERNA(エテルナ)
エテルナは発色とコントラストを比較的抑えたことで、映画のような雰囲気を持たせるフィルムシミュレーションです。
スナップの撮影で使用すると、なんてことない場面でもどこかドラマ性を感じるような仕上がりになります。
クラシックネガ
名前の通り本物のフィルムで撮ったかのような仕上がりで、温かみのある「どこか懐かしい感じ」を表現できます。
特にこのクラシックネガが非常に人気があって、今流行の「フィルムっぽい写真」が簡単に撮る事ができます。
背面チルト・タッチパネル液晶モニター
上下方向に液晶モニターを動かせるようになりました。
これにより手を高く挙げての写真撮影、地面スレスレから写真撮影の時に、液晶がみやすくなりました。
チルト機能は、撮影する人間がかがんだりしなくても、液晶が見やすくなるので、撮影がより楽にできます。
ただ、バリアングル式ではないので、左右及び回転等はしない仕様になっています。
また、背面の液晶は「X100F」の時は、ボタンでの操作でしたが、「X100V」ではタッチパネルでの操作も可能になっています。
タッチでのシャッターも可能になっているので、シャッターを押しづらい場面では、使い勝手が良さそうです。
顔認証や、AFのスピードと精度がアップ!
見出しの通り、「X100V」になって、顔認証や、AFのスピードと精度が上がっています!
なかなか比較しないとわかりにくいところではありますが、暗いところでもAFが迷わなくなったり、動体へのオートフォーカスのスピードが早くなったりしています。
また、AFのスピードや精度、顔認証の精度が上がったことで、動画の機能がより良くなっているようです。
ガッツリした動画撮影には向いていませんが、FUZIFILM(富士フィルム)の特徴として、フィルムシミュレーションが動画で使用できます。
バッテリーのもちが少しよくなった
ほんの少しではありますが、バッテリーの持ちが「X100F」に比べてよくなりました。
旅カメラとして考えると、ほんの少しでもバッテリーの持ちがいい方がいいです!あそこの写真を撮りたい!って思った瞬間に写真が撮れなくなると本当に凹みますので…
ただ、それでも、FUJIFILM(富士フィルム)のカメラはバッテリーのもちがあまりいい方ではないので、予備バッテリーを持つことをおすすめします!
旅カメラとして「X100F」「X100V」どちらを選べばいいのか?
私は「X100F」を購入しましたが、それぞれにメリットがあります!
新品しか興味ないって人は「X100V」一択ですが、中古品でもいいという方は「X100F」がおすすめです!!
「X100F」がおすすめの人
☑︎価格を抑えたい方
☑︎カメラ初心者の方
☑︎開放の柔らかい雰囲気の写真が好きな方
「X100V」がおすすめの人
☑︎新品、高機能が欲しい方
☑︎チルト式液晶モニターが必要な方
☑︎クラシックネガ・エテルナのフィルムシミュレーションを使いたい方
☑︎色んなところに持って行きたいので、防塵防滴が必要な方
一般的なカメラの使い方であれば、正直「X100F」で必要十分だと思います!
「X100F」の中古を安心して買うには、カメラのキタムラがおすすめ!
中古カメラを買うのは、色んなお店や、最近ではメルカリなどのフリマアプリがあるとは思います。
しかし、中古品の場合トラブルがあったりすることもあるので、補償のあるカメラのキタムラでの購入がおすすめです!


まとめ 「X100F」&「X100V」は最高の旅カメラです!
「X100F」を購入して、本当に最高の旅カメラだと思いました!
気軽に持ち出せて、気軽に撮影できる。
ぱっと撮って、すごいいい写真が撮れちゃいます♪
旅カメラとしておすすめしましたが、旅カメラとしておすすめできるということは、普段どんな時でも持ち出しやすく、撮影しやすいカメラなので、本当におすすめの一台です!
気になった方は一度手に取ってみてください!
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